2012年10月27日

秋の楽しみ。キノコ観察会!

秋晴れの今日、県民の森では秋のキノコ観察会が行われました。


秋といえばキノコのシーズン。
毎回人気のキノコ観察会ですが、今回も40名近い参加者の皆さまにお集まり頂きました。

そして、講師をして頂くのは三輪先生とみえ菌輪の会のみなさんです。


まずは先生よりキノコについてや採取をする際の注意点について説明がありました。

説明の絵は先生の手書き。キノコの絵もお上手です。


キノコを見ると、ついつい地上の部分だけに注目してしまいがちですが、土に隠れているところも種類を判断する大切な場所。
勉強になりますね。

キノコの採取のポイントを教えて頂き、さっそくフィールドに出かけます。

何が見つかるかな~?

みんなで歩くとキノコ発見のチャンスも増えます。


遊歩道沿いでは、子どもさんがちっちゃいキノコを発見!

さっそく先生のところへ。まだ赤ちゃんのキノコかな。


「これは何ですかー?」
と次の発見場所へ…

子供さんはキノコを見つけるのが上手ですね。


そして、こんな面白いものもみつかりました。

白くてまるい…
怪しい謎のかたまり。
これは何だ!

正体は後ほど明らかに!


森の中ではキノコ以外にも発見がありました。


上を見上げると…
「アケビだー!」

残念ながら中身は落ちたあと。
ですが、紫色の鞘と日に透けた葉がキラキラしていてきれいです。

キノコを探すため、ついつい下ばかり見ていましたが
上にも秋の実りがありましたね。


そしてとんぼ池では…

「あっ、カメ!」との声。
見ると、石の上でのんびりと日向ぼっこ中。

思わぬカメの登場にみなさん喜ばれていたようでした。

今日は気持ちいいもんねぇ。




さて、ふれあいの館にもどると
採取したキノコを仲間ごとに分けてゆきます。

イグチの仲間?ハラタケの仲間?自分のキノコはどれかなー


キノコが出そろうと、三輪先生より説明がありました。

今日、一番多かったのはチャツムタケ。
チャツムとは、茶色(チャ)の頭(ツム)という意味だそうです。
なるほど。

そして、ピンク色がとてもかわいいドクベニタケ。

秋のキノコ、ハツタケ。
食用のハツタケは、色が緑に変わることが特徴です。

よく「縦に裂けるキノコは食用」と聞きますが、それは迷信です。と先生。
ハツタケは食用ですが縦に裂けません。逆に毒があるテングタケ系は縦に裂けます。

ただでさえ見分けが難しいキノコ。しっかりした知識を持たずに、安易に口にしてはいけませんね。


そして、森で見つけたあの白いかたまり…

実はスッポンタケの幼菌。
キノコだったんですねぇ。


さて、中身はどうなっているのでしょう?

カッターで半分に切って…



ぱかっと!

幼菌の断面。



「へぇー!」と驚くみなさん。
幼菌のつくりを見ることができるのも観察会ならでは。

じゃーん。みんなよく見てねー!


他にも
苔に生える、ヒナノヒガサ。
傷つけると出る赤い汁が、血のようだからと名がついたチシオタケ
猛毒のシロウロコツルタケ
まだまだ頑張る?夏のキノコのマツオウジ
大きいヌメリイグチや、一見キノコに見えないクロコブタケなどなど

約25種類程のキノコを観察することができました。


そうそう。
今日の観察会の大物は…

こちらのマンネンタケ。とてもキレイでした。

部屋に飾ると幸せの神様が座りにくるんだそうです。
ステキなキノコを見つけたね。

今秋はキノコの発生が少なく、心配していた観察会。
ですが、多くの参加者の皆さまのおかげで楽しい観察会となりました。
ありがとうございました。


さて、ここで観察会はいったん終了。
ここからは三輪先生とみえ菌輪の会のみなさまによる同定の作業です。
希望される参加者の方にも、引き続き参加していただきました。


きのこの同定は難しい…

ですが、やはり菌輪の会のみなさん。
サクサクと種名をラベルに書き込んでいかれます。


キノコを調べる後ろ姿。かっこいい!


ラベルは集計する時のためにも大事な資料。
名前、採集年月日、採集者、同定者などを書きこみます。

ヌメリイグチ



チシオタケ



同定作業中、こんな場面も。


キノコでほっぺたをナデナデ…
キノコの食感…ならぬ触感?(笑)

キノコを愛する姿。ステキです。

表面がビロードのようなカイガラタケ。茶色い方はアズマタケです。
私もスリスリしてみましたが、気持ちいい!
お茶目なメンバーさん達との同定作業は、とても楽しい時間でした。


奥深いキノコの世界。

そして、それに負けぬ菌輪の会のみなさんのキノコ愛の深さを感じた今日一日。
三輪先生、菌輪の会のみなさま、ありがとうございました。




2012年10月24日

どんぐりでつくるアクセサリー


秋の木の実といえば…
そう、みんな大好きなドングリ!


十月になり、県民の森ではマテバシイやクヌギの実が落ち始めました。

新しいドングリはツヤツヤピカピカ!
木の実が持つそのままの美しさが光ります。

そしてそんなドングリの姿を生かして、10月の土日に不定期で開催しているイベントは「どんぐりでつくるアクセサリー」です。

まずはイベントの主役、マテバシイです。
ずんぐりむっくりのマテバシイ。

トトロづくりなどの工作やネイチャークラフトなど、県民の森では大活躍。
イノシシやシカやサルたちも、このどんぐりが大好きなんですよ。
あちこちで探した跡や食べた跡を見つけることができます。

木によって細長かったり、小さかったりするマテバシイの実。
この実は大きくて形もいい!そのままで可愛くてアクセサリーづくりにピッタリ♪



 そしてもう一つのパーツはジュズダマ。
イネ科のジュズダマは、実の芯をぬくと中に糸を通すことができビーズになります。
こちらもピカピカできれいですね。


同じ株の中で、白・黒・茶色・まだらと色んな色があって不思議!



これらの素材を使って、腕輪、ネックレス、ストラップなどを自由に作ってもらいます。

アクセサリーづくりのスタート☆


好みのどんぐりとジュズダマを選んだら、
ジュズダマの芯を抜いてビーズにしていきます。
これが一番の作業。
なかなか糸が通らず、苦戦する姿も見られました。

ビーズが出来上がったら、好きなデザインに組んでいきます。




ネックレスを作成中♪



シンプルな素材でしたが、みなさん素敵な作品ができあがりました。





 

ストラップのできあがり!
ジュズダマのねじりがポイント。



こちらのストラップは…

双子のドングリを生かして。
とっても可愛いですね。



 腕輪を作ってくれた子もいました
上手にできたね☆


お父さんと一緒に作ったネックレス!
ドングリが光っています。


ちなみに今週の土曜、27日には赤川自然に親しむ会のネイチャークラフト教室が県民の森で開かれます。どんぐり以外の木の実や枝を使ってかわいいオブジェがつくれますよ!


自然の中には素敵な材料がいっぱいです!

皆さんもお気に入りのパーツを見つけてみて下さいね♪


2012年10月23日

秋を感じる森のミニコンサート

毎年この時期、恒例となっているのが10月20日に開催されたコカリナによる秋のミニコンサートです。


コカリナは木でできた小さな笛ですが、その温かで澄んだ音色は秋の雰囲気にぴったり。

今年のコンサートでは二組の演奏者の方をお招きしました。



会場は例年通り満員です。



まず一組目はコカリナの紺野さんとギターの刈谷さんによる、コカリナ・デュオのお二人です。

紺野さんはかもしかハーフマラソンのときに、県民の森の沿道でランナーを応援歌を演奏していることでもおなじみです。

 コカリナの音色は、ギターとのハーモニーも良く合いますね~。

紺野さんは県民の森でたまに野外で演奏しているので、運が良ければ、その美しい音色を自然の中で聞くことができるかもしれませんよ?



二組目はYMCAコカリナグループの皆さん。

リーダーの加藤さんはトークも歌声も素晴らしい!

コカリナの材質によって音色が異なり、それぞれに合った曲を美しい演奏で聴かせていただきました。


そしてYMCAコカリナグループによる合奏です。




会場の皆さんも一緒に手拍子したり、歌ったりと、1時間半のコンサートはあっという間に過ぎてしまいました。

コカリナの音色によって、秋の風情をたっぷり感じることができるコンサートとなりました。





演奏者の方の中には、コカリナを演奏することによって、事故による障害から少しずつ回復されている方がいらっしゃいました。
グループでの演奏や練習について話を伺ったときの、楽しそうな表情が忘れられません。

改めて、音楽の力、そして楽しさを感じられる機会にもなったのではないでしょうか。



2012年10月21日

スポーツの秋!かもしかハーフマラソン


絶好の運動日和となった10月14日、県民の森のある菰野町では毎年恒例の「かもしかハーフマラソン」が開催されました。

県民の森はそのコースのちょうど中間あたりです。



森を突っ切る車道は長い下りの直線道路。2500人ものランナーの皆さんが秋風の中、スピードに乗って快走していきます。




たまたま来園した人たちも頑張っているランナーの皆さんを応援!



本気で記録を狙いに行く人、自分のペースで楽しそうに走る人、いかにも苦しそうな人、ランナーの表情も人それぞれです。


なかには仮装して走っている人も!

走るスカイツリー!!



沿道では最後の1人が走っていくまで暖かい声援が送られていました。

普段走っていない人でもついつい走ってみようかな~なんて思わせてしまう、秋にぴったりの楽しいイベントですね!


ランナーの皆さん、お疲れ様でした!!


2012年10月17日

音楽の秋。アイリッシュライブin県民の森

森の空気が心地良く、穏やかな土曜日の午後。


森の図書館ではアイリッシュライブが開催されました。

開け放した扉からは涼しい風とともに、子ども達の遊ぶ声が聞こえ
和やかな雰囲気の中、ライブがスタート。

14時の開始時間には多くの方が集まって下さいました。


私もとても楽しみにしていた今回のライブ!


演奏をして下さったのは、小松さん(フィドル)と小堀さん(ギター)のお二人。
名古屋で活躍されています。

アイルランドの伝統的な音楽を、フィドルとギターで奏でます。


アイリッシュ音楽は、短い曲がたくさんあり、それを組み合わせて演奏するそう。
それも演奏しながら組み立てを決めるそうです!
すごいですねぇ。

軽快で楽しい曲、少し落ち着いた曲、切なくなるような曲…

どれもアイルランドの人々の歴史や文化とともに受け継がれてきたもの。
華やかさはないけれど、素朴で温かい。
図書館もあたたかな雰囲気に包まれます。


曲の合間には
お二人の楽しいお話もあり…


あっという間に1時間が過ぎていきました。


最後はアンコール!

と、「どんな曲が聞きたいですかー?」と多数決の始まりー

結果は「早い・楽しい」と「早い・暗い」が人気でした☆


この二つを組み合わせた曲でライブは終了しました。


とても素敵な音楽に、お客さんも楽しんで頂けた様子。
小松さん、小堀さん、ありがとうございました。




もうひとつ…

今回演奏して下さったお二人は、定期的に名古屋のアイリッシュパブで演奏をされています。
アイリッシュ音楽に、ギネスビールと美味しい料理。
本場の雰囲気を味わうことができ、おススメですよー!


スケジュールは小松さんのHPで見ることができます。

是非チェックしてみて下さいね☆

2012年10月12日

へんしーん!


学習展示館で展示飼育していたチョウやスズメガたち。
最近、そのチョウが羽化のシーズンを迎えています。



さて。
この子はだーれ?




正面から見ると、すこし間の抜けた顔がかわいい!




横からみると… 




アオスジアゲハでしたー

アオスジアゲハの幼虫はハエの寄生率が高く、やっと見ることのできた成虫。
羽の白い部分は燐粉がなく光に透けるとキレイです。



さて、次は?

スイカズラにぶら下がっていた謎のサナギ。
正体が知りたくて連れてきましたが
中から出てきたのは…

ホシヒメホウジャクでしたー

写真ではわかりにくいですが、大きめのお腹は上にそっていて、羽もゴツゴツしています。
よく見るとカッコイイ!けど、ほんとうに飛べるのかな…。と心配になる体つき。



 そして、やっとチョウが羽化しているところを見ることができました!

いつも見逃すまい!と気をつけていても、見れずにいた羽化の瞬間。
今回は殻が割れるところから抜け出るところまで、しっかり見ることができました。



クロアゲハが触角を抜き出す瞬間。


わずか5分ほどだった羽化の時間。
夢中で見ていた私は、もう少し長い時間だったように感じ、
幼虫だった時のことを思い返しさらに感動したのでした。
とても貴重な時間でした。


こちらはルリタテハ。
幼虫の時はトゲトゲで、いかにも刺すぞー!という姿をしていますが…
実は無毒。

ほんとによく食べる子たちで、エサ取りも大変でした。



一見地味ですが、キレイな青い色を隠しています。


他にもキアゲハ、ムラサキシジミ、オオスカシバとまだまだこれから沢山のチョウやスズメガたちが羽化をします。
運が良ければその瞬間を見ることができるかも!


展示館を訪れた際は、是非チョウの水槽の中をのぞいてみてくださいね。



2012年10月9日

中学生のお仕事体験


10/4、5日と三重県民の森には、中学生の男の子達が職場体験に来てくれました。


県民の森のお仕事と一口にいっても…

毎日の巡回から、園内の草刈り、整備、生きものの世話に調査、イベントなどなど…
本当に色んなお仕事があります。
何の仕事をお願いしようかと迷うところ。

広い園内には先日の台風の爪痕がところどころに残っています。
そこで、午前中は二班に分かれて遊歩道の整備と、池の砂出しを手伝ってもらうことにしました。



こちらは遊歩道の整備チーム。
砂利をバケツで運びます。


えっさほいさ。

逞しい姿!


雨で土が流された場所に砂利をいれていきます。




一方、こちらは池の砂出しチーム。
ずいぶん浅くなってしまった池から、どんどん砂を取り除いていきます。


どちらも体力勝負のお仕事。
暑い日でしたが、みなさん頑張って作業をしてくれました。




そして午後は…

虫取りが好きだという彼らにぴったりの作業。

園内に生息する昆虫を調査し、標本をつくるための昆虫採集です。
森の中へいってらっしゃい!


メスグロヒョウモンを発見!


風が強く虫が少ない日でしたが、それぞれにキチョウ・アキアカネなどを捕まえる事ができました。


次にお願いしたのはカエルのえさやり。

展示館で飼育しているモリアオガエル。
彼らのごはんは生きている昆虫です。
毎日のエサ集めがなかなか大変…

たくさんの虫を捕まえてきてくれて、カエルたちも満腹の様子でした。


飛びつくカエルたち

 これで一日目が終了。




二日目は午前、午後と花壇の整備をお願いしました。

草が生い茂った荒れ地が、見事に花壇らしくなりました。
今月末にはみどりの少年隊によって花が植えられる予定です。



そして最後に、一日目に採集した虫で標本づくり。




自分で捕った昆虫の名前を調べて、展翅をします。
みんな慣れない細かい作業に四苦八苦。
それでも、できあがった標本を並べると、なかなか様になっていました。

こうして生きものの学習教材、展示物をつくるのも県民の森の仕事の1つなんです。



二日間いろいろな作業を終えた後の感想は「楽しかった!」

もちろん、公園の管理は大変なこともたくさんあります。
でも、自然が好きなら、生きものが好きなら、きっと楽しい仕事になるはず。

そんな仕事の一端を中学生に体感してもらえたのではないでしょうか。


彼ら若い世代がこうした仕事に興味を持ってもらうことに期待です。


みなさんお疲れ様でした!!


2012年10月4日

森林と親しむイベントin県民の森


9月29日、県民の森では三重県主催 「森林と親しむイベントin県民の森」が開催されました。


イベントのテーマは「森へ行こう」。
樹木医さんのお仕事見学、木工教室、自然観察会と森の魅力を再発見できる体験がいっぱいです。


今回、県民の森の担当は自然観察会。

さぁ、どんな生きものたちに出会えるかな?
秋が深まるフィールドに出かけましょう!


まずは…
会場の側にあるこの木。
「知ってる人はいるかな~?」

ボサボサ帽子をかぶった、丸いドングリのなる木といえば…
そう、クヌギの木です。

どんぐりの実が分かるかな?


カブトムシやクワガタを採りたい時は、この木を覚えておくといいよー!と虫取りのヒントも。
カブトもクワガタもクヌギの樹液が大好きなのです。


続いてつどいの広場へ。
草の上を歩くと、隠れていた虫達がピョコピョコ飛び出します!
さぁ、虫と追いかけっこのスタートです☆

みなさん、トンボやシジミチョウ、バッタ、カマキリ、コオロギなどを捕まえ、観察することができました。


赤トンボの見分け方の説明中。
胸や顔の模様や羽で種類を見分けます。


そのほか広場の周りでは、イノシシがミミズを探した跡や、シカが角を研いだ跡を見つけることができました!
いろんな生きものがこの森で生きていることがわかりますね。



さて、つどいの広場を抜けたら、森の中へ進みます…

心地のよい森の中。

秋の花のイヌタデ、ゲンノショウコ、キツネノマゴなどがみられました。

そして、見つけたヒヨドリバナ。
ヒヨドリバナは、旅するチョウ「アサギマダラ」が吸蜜しに訪れる花です。

図鑑でアサギマダラの説明中

このチョウは2000キロ以上もの距離を飛んだ記録もあり、全国的にマーキングによる調査がおこなわれています。
今日は出会うことが出来ませんでしたが、優雅に飛ぶ姿からは想像できない大冒険ですね。



そして最後は、カエルがエサを食べるところを見てみよう!
という事で、展示館で飼育しているモリアオガエルたちに登場してもらいました~

動いているものにはとりあえず飛びつくモリアオガエル。
「ちょっと無理じゃないの?」
と思わず止めたくなるような、自分の体より大きい虫でも飲み込んでしまいます。

カエルの食事を初めて見る方が多いようで、ときおり「おーっ」という声もあがり、みなさん熱心に観察をしていました。



「すごーい!」と子ども達。


写真は撮れませんでしたが、違うブースで行われていた大杉谷自然学校さんの丸太のパズルと写真立てづくりも楽しそうでしたー!

そして、最後の樹木医さんのお仕事見学。
お手植えヒノキの幹割れの治療と、根の張りを良くするため一部の土に改良が行われました。樹木医さんいわく、一番大切なのは土なのだそう。私たちも勉強になりました。

そして作業が終わる頃雨が…
台風が近づいていましたが、天気がもってくれてよかったよかった。

みなさん今日一日で、森にかかわる色んな体験をして頂けたのではないでしょうか!



是非、これからもお近くの森へ遊びに行ってみて下さいね。