2012年12月28日

来年の準備!しめ縄飾りづくり

クリスマスが終わったら…そう、お正月の準備をしなければなりません!

ということで24日のクリスマスイブ、県民の森のイベントはお正月のためのしめ縄飾りづくりです。

おりしも寒波が日本縦断中、県民の森でも雪が降り、まるで吹雪のようになるときも…。


そんな中でも参加してくれた皆さん、ありがとうございます!



さて、ワラからつくるしめ縄づくり。
小学校などで地域の方が教えたりすることもあるようですが、「縄をなう」というのは一般の人にはあまり馴染みがないもの。

手のひらでワラをこすり合わせながら、二本のねじれた縄をつくり、それをよって太い縄にしていくのですが、これ、慣れないとけっこう難しいです…(汗)

やっぱり皆さん悪戦苦闘。
でも中には経験者でスラスラ作っていく子も。


二人一組でお互いに一本一本をねじっていく方法なら、初めてでもけっこうきれいにできます。


こうしてがんばって作ったしめ縄に、木の実や松葉で飾りつけ。
最近は洋風の家にも合う、かわいいしめ縄飾りもたくさんありますよね。



 完成です!





しめ縄飾りには厄除けや神様を迎えるといった意味があるそうです。

自分で作った力作なら、厄を跳ね返すパワーも神様を呼び込むパワーもすごそうですね!



さぁ、2012年ももうあと少しで終了です。

県民の森でも自作のしめ縄を飾って、来年の神様を迎える準備をしました。

今年の神様ありがとう!

そして来年の神様、よろしくお願いします!



それではみなさん、良いお年をお迎えください。

松ぼっくりでつくるミニクリスマスツリー

クリスマスといえば、鮮やかに飾られたツリー!

県民の森のクリスマスツリーは松ぼっくりを使って手のひらサイズ。
ちょこんと可愛いツリ―を作ろう♪
ということで、クリスマスイブの前日の今日、「松ぼっくりでつくるミニクリスマスツリー」を開催しました。


木の実やビーズで飾りつけ♪



男の子はさすがダイナミック!




出来上がりは…

じゃーん!力作です。っていうか松ぼっくりが見えない(笑)



きらきらが女の子らしいツリ―



茶色と緑と可愛くできたね!



兄弟でも作風が違って面白いですね☆


小さいけれど、それぞれの個性がキラリと光るツリ―たち。
お部屋に飾って楽しんで下さいね!

2012年12月24日

フユイチゴでジャムづくり♪

みなさんはキイチゴ摘みをしたことがありますか?

県民の森ではこの季節、あちこちでキイチゴの仲間が実をつけています。
その名もフユイチゴ。
他のキイチゴとは違って冬に実をつけることから名前がついています。



22日のイベントはそんなフユイチゴでのジャムづくり。
たくさんの申込みがあり、定員をオーバーする参加者での開催になりました。

フユイチゴ集めに出る前に、ちょっとだけキイチゴの仲間についてお勉強。
県民の森でよく見られるキイチゴ類、モミジイチゴやニガイチゴ、ナワシロイチゴについてスタッフからご紹介。
初夏に県民の森に来たら出会えるかもしれないキイチゴ達です。



そしていよいよ主役のフユイチゴ摘み。


みなさんがんばって集めています。
きれいな実を集めるのは、大人でもついつい夢中になってしまいますね。

昨年は雪が積もった中、集めるのは大変でしたが、今年はなんとか天気ももって大収穫!


やっぱりきれいですね~。

そして今度はジャムづくり。
まず集めたフユイチゴを洗って煮込みます。


フユイチゴが柔らかくなったら茶こしでこして、種をとります。

こうしてできたフユイチゴのジュースに砂糖を加えて煮詰めます。


最後にレモン汁をちょっと加えて出来上がり!


たくさんあったフユイチゴも、ジャムにするとちょっと少なくなっちゃいますね><。
でも、その分大切に食べられるかも。



今ではなかなか食べる機会もなくなったフユイチゴはじめ里山のフルーツ達。

でもこうして自分で採って食べてみることで、身近な自然の魅力に興味をもってもらえたらなと思っています。


2012年12月23日

森の素材でクリスマスリースづくり☆

12月15日、16日と県民の森ではクリスマスリース作りが開催されました。

県民の森のリースづくりは、本格的!森の整備によって出てきたツルを編んで、土台を作るところからはじまります。


リースづくりに使うツルは、扱いやすいアケビやビナンカズラがおススメ。
太さや長さが様々なツルを、編みたい大きさやイメージに合わせて選びます。
この土台づくりだけでも、個性が表れて面白い!

そして森の木の実や葉っぱたちで飾りつけ。

手前から…ツルウメモドキ・ノイバラ・サルトリイバラ・ヤシャブシ・マツボックリ・アジサイ・マテバシイ・クヌギ!
それに、ヒイラギとコノテガシワにイチイの葉っぱと盛りだくさん。

好みの材料を選んでくっつけて…と、皆さん飾り付けに夢中の様子。
一番楽しい作業ですもんね♪
出来上がりは、どれも素敵なリースばかり!


ここで少し皆さんの作品をご紹介。

 
お友達どうしで!みんなで楽しそう☆



 素敵なリースが出来上がりました!


リースの中にツリーが!いい発想ですね。




豪華なリース!力作です。


小さめのリースも可愛い♪

去年に引き続き今年もたくさんの方にご参加いただいたクリスマスリースづくり。
オリジナルのリースを飾って、素敵なクリスマスになりますように☆


2012年12月11日

雪やこんこん♪

昨日の朝、起きてカーテンをめくると…

「わ!白い!」
今年は雪が降るのが早いっ。
雪が降るとなんだか嬉しくなってしまいます。(通勤は大変ですが。。。)

わくわくしながら県民の森へ来ると…

真っ白!


県民の森も今年初積雪。
雪景色がきれいな園内の様子をご紹介します!



ことりの里から




野鳥の森



草笛広場

紅葉との色どりがきれい。





つどいの広場





雪に埋もれるサザンカ




とんぼ池



同じ園内でも標高の高い野鳥の森は雪が多い様子。
サクサク音を立てながら、まっさらな雪の上を歩くのは気持ちがいいですね。



そして、雪が降ったら雪遊び!

今日も朝早くから遊びに来てくれたご家族がみえました。
みなさん完全防備でばっちり☆


かわいい雪だるまを作ってくれました♪




そして一晩明けた本日は朝から見事な晴れ!


まるで外国のような眺め…



鈴鹿の山々もしっかりと雪化粧


青空に雪の白が映えます。




雪が降ると、つい家からは出たくなくなるもの。
でも、こんなにキレイで楽しい!

雪の日は、冬を楽しみに県民の森に来てみませんか?


2012年12月6日

きのこクイーズ!!

自然の森を巡回中。

間伐したコナラの木にキノコ発見!


茶色い頭のこのキノコ。

見たことない?

でも、ぜったい一度は食べたことがあるはず!


さて、ここでクイズ!
何のキノコかわかるかな?

①シイタケ
②シメジ
③エノキダケ
④ナメコ






正解は…


③エノキダケでしたー!

自然のエノキダケは実は茶色。ビロード状に毛が生えた柄が特徴です。
傘の表面もナメコのようにぬめっています。

お店で売られているものとはまるで別人、ならぬ別キノコ。

みなさん、正解だったかな?





そして、近くには…


落ち葉に包まれて、スミレが咲いていました。
春と間違えちゃったのかな?

少しづつ冬を迎えている森ですが、歩くごとに小さな発見!

森はやっぱり楽しいな♪

2012年12月4日

落ち葉の中で交流会


12月になり、森の中は紅葉も終盤。
散った紅葉で遊歩道の上も下も鮮やかになっています。





そんな中で1日、県民の森ではみどりの少年隊の交流会が開かれました。

菰野町と四日市市から3つの少年隊が集まり、活動発表や工作教室、自然観察会を行いました。



 自然観察会はPLT講座の受講者さんたちが講師になります。




観察会のテーマは今が旬の「落ち葉」。
暖かな日差しのおかげで、紅葉の中、落ち葉を集める皆さんも楽しそうです。



低学年のグループが拾った落ち葉を観察。
どんな葉っぱを拾ったかな~。


高学年のグループは拾った落ち葉の特徴をまとめて班ごとに発表します。



落ち葉を魚に例えてみたり、色に注目してグラデーションをつくったり、子どもならではの面白いまとめ方ですね!



きれいだな~と何気なく見てしまう落ち葉も、よく観察してみると色や形はさまざま。
こんなところから子ども達が自然に興味をもってくれると嬉しいですね♪

少年隊の皆さん、PLTのみなさん、お疲れ様でした!


2012年11月30日

秋色に染める「草木染体験」

3連休の中日である24日、県民の森では「草木染体験」が行われました。

今日は一日、自然の色を感じる日。
園内も紅葉が深まり秋色でいっぱい!
そんな季節にぴったりの教室です。


講師をして下さったのは草木染織「二人工房」の中島さんご夫妻。
中島さんご夫妻は尾高で「冬青(そよご)山荘」という草木染の工房を開いてみえます。
薬品や過剰な材料を使わず、使ったものは全て自然に還せるようにするのがお二人の流儀だそうです。



草木染の生徒さんもスタッフに来て下さいました!
みなさんお揃いのエプロンが素敵ですね。
今日染めに使うのは、ソヨゴ、メリケンカルカヤ、ヤシャブシの三種類。
ソヨゴは赤茶色・カルカヤは黄色・ヤシャブシはねずみ色に染まります。
見本のハンカチも、それぞれになんてキレイな色!
みなさんワクワクしている様子でした。
こちらがメリケンカルカヤ。今日の黄色です。


教室で説明を聞いたあとは、みんなで森を散策。
材料を集めたり、染めに使う植物のお話を聞きます。

今日は良い天気!
みんなで森の色を感じに出かけましょうー!


ふれあいの館を出ると、そばにある2本のクヌギの木。
クヌギは茶色の色を染める時に使います。と先生。
クヌギの別の呼び名は“つるばみ”。
茶色の中でも、つるばみ色とはクヌギで染めた色のことだそうです。

途中、フウや桜など、それぞれの木に札がかけてあり
木の名前や染める色を丁寧に教えて下さいます。


そして、つどいの広場のすみでは…
先生が見せて初めに見せてくれたカルカヤが!

さぁ!カルカヤの収穫です。

沢山とれるかな?

カマを初めて使うお子さんもみえましたが、頑張って刈り取ってくれました。
さて。次はどんな材料があるでしょう。


遊歩道沿いにあったのは、サルスベリの木。
サルスベリはねずみ色に染まるそうです。

この木の枝からねずみ色がでるなんて、不思議だなぁ。


そして、川沿いへ…

この道にはヤシャブシの木がたくさん。
ここでもう一つの材料を拾いますよー

みんなでヤシャブシの実を拾います。

帰り道にも、エンジュの花びらは黄色に染まることや、ツツジの枝葉で茶色に染まる事を教えて頂きました。
森の中には染められるものが沢山あるのですね。



さて、ふれあいの館に戻ると、染めの準備開始です。

まずは、ソヨゴの葉っぱを茎からはずします。
カルカヤも細かく切って、下ごしらえはOK!


さっそく煮出していきます。

みんなで収穫したカルカヤ!


続いてヤシャブシ。

ひたひたのお水で煮ていきます。


染液を作っている間は、楽しい絞りの時間。
大人の方はストール、子どもさんはハンカチを絞ります。

絞り方によって様々な模様が作れるため、夢中になってしまう作業。

どんな模様ができるか楽しみ!


そして午後から染める作業へ…

今回は、それぞれ好きな色を選んで染めて頂きました。
すぐに色を決められる方、最後まで迷ってみえる方など、反応がさまざま。
私も自分だったら…と思うと、どれも良い色で迷ってしまいます。(笑)

一番人気は、黄色のカルカヤでした。


染めと焙煎を繰り返すと、だんだん色が濃くなっていき
その様子が楽しい!

ヤシャブシ1回目。ほんのり…?



ヤシャブシ2回目!濃くなってきました。
何回か繰り返すとキレイな色に。

さいごは水ですすいで、絞りを取ります。
どんな模様になったか、ドキドキしますねー

開く瞬間が一番の楽しみ!


じゃーん!
ヤシャブシで。カッコいいハンカチができましたー


ソヨゴで染めた作品
柔らかな赤。


こちらのご家族はみなさんカルカヤでしたー
キレイな黄色です。イチョウのブーケと一緒の色だね!


最後にみなさん作品をもって集合写真♪
ステキなハンカチ、ストールのできあがりー
絞りも個々様々に、色鮮やかな秋色に染まりました!

草木染の色は暖かく、やさしい。
植物の魅力を色から感じた今日一日でした。



日本の色は微妙な色合いまで名前がついています。
四季があり、自然が豊かな日本。
そして自然とともに生活してきた日本人ならではの感性と色の文化。

化学染料があたりまえの今だからこそ、大切にしたいと思った時間でした。
中島さん、スタッフのみなさん、参加してくださったみなさま。ありがとうございました。