2011年7月31日

水辺の生きもの観察会

暑い夏はやっぱり水辺で遊ぶのが最高ですね!(最近はあまり暑くないですが…)
でもどうせなら、遊ぶだけでなく水辺の生きものを探してみよう。

というわけで今日のイベントは「水辺のいきもの観察会」。
自然観察指導員の浅田さんを講師に水辺のいきものの捕まえ方や種類、飼い方まで教えていただきました。



小川でのタモによる魚獲り、ザリガニ釣りにペットボトルでもつくれるワナ「もんどり」での魚獲り、と盛りだくさんの内容で、飛び入りの参加者も加わって和気あいあいと楽しみました。

中でも「もんどり」の威力にはみんなびっくり!カワムツやアブラハヤが大漁でした。
小さな子にも魚を触ってもらい、自分の手で直に水の生きものを感じてもらいました。





ザリガニ釣りは相変わらずの盛況ぶり。
みなさん、熱中してます…そろそろ時間ですよ~^^;



夏は水辺に親しむいい季節です。水遊びも楽しいですが、そこにすんでいる様々な生き物とじっくり触れ合う時間もまた楽しいものです。

2011年7月30日

竹で水鉄砲づくり

昔なつかしい竹でつくられた水鉄砲。本日のお楽しみイベントはそれをつくる企画でした。開催時間前から集まってくれた親子に始まり、総勢25名の家族が参加してくれました。
それでは、水鉄砲を作ってもらいましょう!
慣れない『のこぎり』ですが参加者のみなさん、上手く切ってくれています。



昔は押し出す棒の周りに、布を巻いたようですが、今は『隙間テープ』です。

さて、最後に穴を開けて水を飛ばしに行きましょう。
隙間テープが少なかったり、『いびつ』だったりすると水があふれて自分にかかってしまいます。
そんな『竹の水鉄砲』、試行錯誤しながら最後には、みなさん上手く水を発射することができました。

風があったおかげで程よく涼しく、エアコンをつけない屋内作業でも汗まみれになることはありませんでしたが、スタッフは子どもたちに水鉄砲で追いかけられて水浸しです(⌒⌒;)

2011年7月29日

金色のトゲを持つサナギ

先日の日記にも描いた森の図書館前のツマグロヒョウモンですが、近くのベンチの足にサナギを見つけました。

なぜこんなところに…
あの雨から避難していた幼虫なんでしょうか。


それにしても、金色に輝くトゲがいいアクセントになっていてかっこいいですね!

パンジーやビオラを食い荒らしてしまうために、嫌われている部分もあるツマグロヒョウモンですが成虫は鮮やかな模様のきれいな蝶なんです。
羽化するのが楽しみです♪

2011年7月26日

みんなの絵で昆虫図鑑!

昆虫をじっくり見たことってありますか?

中には苦手な人もいるかもしれませんが、、その姿はメカニカルでかっこいいものからユーモラスなもの、地味なものからカラフルで派手なものまで千差万別。よ~く見ると面白いですよ?
さすが、現在知られている中で最も多い生物種なだけありますね♪

ということで今日の「お楽しみイベント」はみんなで昆虫をよ~く見て描き、オリジナルの昆虫図鑑をつくろう、という企画。
生きた昆虫から、標本、図鑑、写真まで、何を見てもオッケーです!

でもやっぱりみんなが書きたくなるような人気のある昆虫は決まっていますね~
ちょっと種類の少ない図鑑になってしまうかも^^;

でも、同じ種類の虫を描いても人によって写実的でリアルなものから、感覚的で大胆なものまで、昆虫に負けず多種多様で面白いですね♪

みんなに描いてもらった絵は森の図書館入り口の通路に展示する予定です。みんなで描いた昆虫図鑑、ぜひ見に来てください。

2011年7月25日

雨ニモ負ケズ

最近、話題のゲリラ豪雨。今日も午後から猛烈な雨が。

あっという間に自然学習展示館の周りの、石が敷き詰められた堀はまるで池のように…
水没から逃れて、森の図書館前の廊下にはツマグロヒョウモンの幼虫が避難してきていました。


近年の異常気象により、生物の生息環境も大きな影響を受けていますが、そんな中でも必死にしぶとく生き残ろうと頑張っているんだ、と主張しているように見えました。

2011年7月23日

ザリガニを釣って観察しよう

県民の森では夏休みの間、ほぼ毎日「夏休みお楽しみイベント」として、無料で申込み不要の親子で楽しめる企画を開催しています。

今日はトンボ池にてアメリカザリガニを釣るところから始める「ザリガニ観察会」。

昔の子どもたちはよくやっていたザリガニ釣りですが、最近は子どもだけで水辺で遊びづらくなったこともあり、やったことがある子は少ないようです。なかには初めてザリガニを見るという子も。

それでもやはり自分の手で生きものつかまえるのは楽しいもの、皆さん夢中になります。
ザリガニが釣れれば「お~!釣れたっ!!」と歓声が♪
ザリガニが途中で落ちてしまい、「ああ~、釣れてたのに!」という声もたくさん^^;


ザリガニ釣りをしたことがあるという子はさすがの貫禄、一人で十匹くらいを釣り上げていました!



ザリガニ釣りのように、子どもと生きものが直に触れ合う機会が少しずつ減っているというのも寂しい気がしますね。
県民の森では、そんな機会を今後も提供していく予定です。

2011年7月21日

カエルの成人式?

自然学習展示館のロビーで展示飼育しているモリアオガエルのオタマジャクシ。

6月初旬に生まれた子供たちですが、最近はついに手足が生えている子が出てきました。

と思ったら、しっぽがついたまま木に登ってるのを発見!



数時間後にはしっぽもどんどん短くなって…



大人になりはじめたら、あっというまに成長してしまうんですねぇ。なんか人間と似てる?

まだ水槽には手足の生えていないオタマもいますが、これからどんどん大人になっていくんでしょうね。感慨深いなぁ…。
カエルになると生餌しか食べないからエサの準備が大変だけど…。

2011年7月20日

台風が過ぎて

昨日から今日にかけて大型の台風が日本列島に接近していきましたね。
みなさんは大丈夫だったでしょうか。

直撃はしませんでしたが、台風に伴う雨と風はいろいろなところに影響を与えたようです。
ここ県民の森でも台風のときは木が倒れたり、道が崩れたりするのが心配なのですが、今回は幸いなことに大きな被害は出ませんでした。



台風が過ぎた後の森を歩くと、折れた枝や葉っぱの多さがいかに風が強かったことを教えてくれます。

2011年7月17日

いつも見ている草木をよりじっくりと-「植物の標本作り」

今日のイベントは、自然観察指導員の川村先生を講師に「植物の標本作り」です。
いつも見る雑草だってちゃんと名前があるのです。

採集がてらに調べていくと、何気なく見ている植物も実は昔に帰化した外来種だったりといろいろなことを知ることができました。


さて、採集した植物を新聞に挟んで乾燥。今日はここまで!

『え?』

先生曰く「毎日、中に入れた新聞が植物の水分を取ってくれるので1週間から10日間毎日交換しその間に名前を調べるんだ。そうすると夏休みの宿題にもなるよ。」

そうなんです。
毎日見ることで違った発見にもつながってく標本作りは、将来の植物博士を育てます。

2011年7月16日

森林とのふれあい写真展、開催!

本日より7月31日まで、自然学習展示館内「森の図書館」では、昨年度行われた「森林(もり)とのふれあいフォトコンテスト2010」の入賞作品の展示を行っています。



「森林とのふれあい部門」と「森林の風景部門」に分かれた20点以上の作品は、どれも森の魅力、そして森と人のふれあい、つながりの魅力を写しとった力作ぞろい。爽やかで温かな気分になれます。
ぜひ、一度足をお運びください。

今年度も「森林とのふれあいフォトコンテスト2011」が開催されます。
応募の詳細はこちら→http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2011060341.htm

2011年7月15日

森の決戦場(?)出現!

自然学習展示館の「ふれあいの森」の入り口に大きなアクリルケースが出現!


ケースの中にはコナラの森が再現されています。
そしてその木に登っているのは、大きなノコギリクワガタ



そう、これは昆虫の展示ケースですね。

県民の森に住んでいるカブトムシノコギリクワガタをはじめとした昆虫たちを、大きなケースの中で自然に近いイメージで観察することができます。

昼間は土にもぐって寝ている虫が多いですが、木に登ってエサにかじりついているお寝坊さんもけっこういたりします(笑)

運がよければエサをめぐるカブトVSクワガタの森の一大決戦が見られるかも!?

2011年7月12日

緑だらけの中で

太陽がひたすらまぶしい時期です。森の中を歩いても濃い緑、緑、緑…


春の花盛りのころに比べると、彩りはちょっと寂しい感じ。

そんな中、散策道の傍らに咲く紫の小さな花が。
アキノタムラソウです。



名前は「秋の」ですが、実は初夏のころから咲いてたりします。
この花によく似たナツノタムラソウという花もありますが、咲く時期はそんなに変わりません。

あまり派手な花ではありませんが、周りに花の少ない季節、
緑の森の中の明るい紫色はちょっと目を引きます。

それもこの花の作戦なのかもしれませんね。

2011年7月11日

猿、去らず

県民の森にはよくニホンザルの群れがでます。
子連れで堂々と道を横切っていたり、森の中でキーキー騒いでいたり…。

このときはヤマモモの実を食べている一団に遭遇!
他の猿はこちらの姿を見て逃げていきましたが、この猿だけはこちらと目が合っても木の上で悠々としていました。



しばらくすると群れの後を追っていきましたが、なかなか落ち着いた風格…ボス猿だったのかな?

2011年7月10日

森のかわいい住人たち-「きのこと親しもう」

湿気が多く、人間にとっては不快指数の高いこの時期、森のなかでは小さな住人たちがポコポコと姿を見せてくれています。

そう、「きのこ」です。

 本日はそんなきのこを採取して、じっくりと見てみようというイベント「きのこと親しもう」でした。

湿気が多いとはいったものの今年はあまり雨が降っておらず、きのこにとってはちょっと厳しい環境。
それでも、参加者全員で 園内のあちこちを回ってみるとたくさんのきのこが採れました。
大きなきのこを見つけると「おお~!」「うわっ!でかい」と歓声があがります。



というわけで本日採れたきのこをちょっとご紹介。

傷つけると白い乳に似た液を出すきのこ、チチタケ



枯れ木に生え、菊目のような模様が印象的なキクメイグチ。裏側はスポンジのようになっています。



死んだ蛾のサナギに生えるコナサナギタケ。いわゆる冬虫夏草ですね。



色も形もさまざまな個性派ぞろいのきのこたち。
他にもたくさん、なんと60種類以上!のきのこを確認することができました。

講師の先生はじめ、「三重菌輪の会」のみなさんが同定してくれたのですが、似ているようなきのこでもまったく種類が違ったり…きのこの世界は奥が深いですね~。

知れば知るほど、見れば見るほどきのこがかわいく見えてきませんか?

森の日記移転のお知らせ

県民の森の日記は移転しました。

以前の日記 はこちら↓
http://mie-mori.jp/himekuri/himekuri.html